行政保健師として働くメリットってなんだ?

どのような職業であってもメリットやデメリットがあるように、行政保健師にも当然メリットとデメリットがあるのですが、行政保健師のメリットやデメリットを紹介させていただきますので、行政保健師を目指している人は参考にしてみてください。

行政保健師というのは公務員の保健師なので、非常に安定しているという事が行政保健師最大のメリットと言えるのですが、他の公務員のように仕事が楽という訳ではなく、かなりハードで難しい専門的な仕事となっていますし、保健師の中では初任給が比較的安くなっている事が多いのも特徴です。

しかし、昇給やボーナスはしっかりとあるので、初めは給料が安い状態であっても、長年続けていく事で給料は徐々に上がっていく事は確実である為、長期間勤務したいと希望する保健師に向いていると言えます。

更に行政保健師はかなりやりがいのある仕事になっているので、保健師としての腕を存分に発揮したいという人にも向いていると言えるのですが、このようなメリットだけではなく、きちんとデメリットも把握しておく事が大切です。

行政保健師は産業保健師のように会社に所属している人のみを対象としている訳ではなく、学校保健師のように学校に通っている教師や生徒のみを対象としている訳でもないので、市町村で採用してもらえば全ての市町村民が対象ですし、都道府県に採用してもらえば全都道府県民が対象となります。

しかも各家庭に訪ねていくような仕事も多いですし、相談を受ける内容は健康に関する事だけではなく、メンタル面に関する事も多いので、メンタル面に関する事は特に幅が広くなっている事から、後で苦情を言われる事も多いのです。

よって仕事のハードさが最大のデメリットと言えるのですが、ハードとはいっても病院勤務のような夜勤で肉体的に疲れるというパターンではなく、精神的にまいってしまうというパターンなので、かなり精神面も鍛えておく必要があります。

他人はデメリットだと思っていても、自分はメリットだと思える事もあるので、やはり自分で仕事を行ってみると良いでしょう。

■今回、情報収集に使用したサイト
保健師求人.net – 手に入れたかった募集情報はココで見つかる!
日本公衆衛生看護学会ウェブサイト

行政保健師の魅力について

行政保健師の魅力は幅広く地域住民の生活に関われるところではないでしょうか。仕事内容は産業保健師のように限定されず、高齢者や身体障害者を対象とする福祉サービス、母子保健サービス、児童の家庭や虐待の問題、国民健康保険に関わる仕事もあります。必ずしも自分の望む分野で活躍出来るとは限りませんが、どれも地域住民の健康に携わる遣り甲斐の大きな仕事です。

産業保健師の場合、仕事内容は限定的なのでより自分に合う仕事を選ぶ事が出来ます。しかし限定的だからこそ得られる遣り甲斐はあまり大きくない、という面があるのではないでしょうか。狭い範囲での活躍は保健師としての目線も狭くなってしまいます。その点行政保健師はそれぞれの分野でも全体を見て活躍する必要がありますから広い視野を養う事が出来るのです。

最近は産業保健師が脚光を浴び人気の職業になっていますが、保健師として十分に活躍したいのであれば私は行政保健師をお薦めします。公務員試験も受けねばならないのでハードルは高いですが得られるものは大きいと思います。

本庁勤務では行政保健師として充実感を得られました

行政保健師と聞くと保健所や保健センターで働く保健師を想像する方が大半と思います。私自身も「恐らくは保健所や保健センターで働く事になるだろう」と考え準備をしつつ採用試験を受けました。行政保健師の7割は保健所と保健センターで働いている事を知っていた為です。

しかし初年度で配属されたのは予想外に本庁勤務でした。保健師らしい仕事を期待していた私にとって本庁勤務は事務的な業務が多くて想像していたものとは大きく異なりました。母子保健指導や高齢者に関わる仕事を希望していた私は本庁勤務が分かった時にガッカリしたものです。

しかし行政や福祉サービスの基盤に関わる業務に携わるようになると仕事がなかなか面白くなりました。各種サービスの基盤を充実させるのは保健師としてなかなか遣り甲斐の大きい仕事だからです。個々の保健指導では得られない充実感は非常に魅力的でしたね。保健師は様々な形で社会に貢献出来るのだなと思ったものです。

今は最初の希望が叶って保健所勤務となりましたが、また本庁でも働けたら嬉しいですね。